エアドライヤ

エアドライヤとは

トラック・バス・建機などの多くの車両はエンジンと直結したコンプレッサーから送られる圧縮空気を利用してブレーキやサスペンションなど、さまざまなシステムをコントロールしています。

圧縮空気の中には大気中に含まれている「水分」やコンプレッサーの中を潤滑している「油分(オイル)」が含まれており、それらの「水分」「油分」が各システム内に侵入すると様々な不具合を引き起こす原因となります。

エアドライヤは各車両のエアコントロールシステムに「水分」「油分」の侵入を防ぐ役割を果しておりエアコントロールシステムを採用している全ての車両に標準搭載されています。

 

実際の働きは?

エアドライヤには圧縮空気中に含まれる水分を除去する「除湿作用」と除去する際に乾燥剤に吸着させた水分を取り除き大気に放出する「再生作用」があります。

このように「除湿作用」「再生作用」を繰り返す中で圧縮空気に含まれる「油分」が乾燥剤を劣化させ、除湿性能を徐々に低下させていきます。

乾燥剤は下部から劣化が進んでいきます、乾燥剤室のカバーを取り外し上部を目視しただけでは劣化を確認する事はできません。

 

エアドライヤ 4つのポイント

乾燥剤

乾燥剤一粒に約200万個の凹みがあり、水分子が凹みに吸着され、水分を取り除きドライエアを作ります。この時に付着した油分子・不純物が乾燥剤を劣化させる原因となります。

エキゾストバルブ

ガバナからの信号圧力を受け「除湿作用」「再生作用」の切り替えを行います。経年劣化により、エア漏れの原因になります。

チェックバルブ

ゴミ噛み・経年劣化によって、走行不能など様々な不具合を引き起こす原因となります。

ガバナ

エアシステム内の空気圧力をコントロールしています。スプリングやバルブが劣化するとシステム内の空気圧力が不足し、各システムの故障の原因となります。

 

定期点検を怠ると

定期点検やメンテナンスを怠ると、エアドライヤ内の乾燥剤や各パーツの経年劣化によって、あらゆる機器へ悪影響をもたらします。これらの部品の定期交換時期は走行期間1年または走行距離10万キロが適切とされています。(適正なメンテナンス時期は走行条件などによって異なります。)

 

各機器への影響

エアドライヤの定期整備を怠ると、安全運行に関わるブレーキ系、走行の基本機能であるミッション系、積み荷の品質に関わるサスペンション系など、様々な機器に悪影響を及ぼします。

 

   

 

定期点検で無駄な費用もカットできます

エアドライヤの定期点検・定期整備実施車両と、非整備車両との車両整備費用は、非整備の期間が長いほど、無駄な整備費用が増大する傾向にあります。

また、運送業の場合、整備不良で運行不能などのトラブルに見舞われると、損害賠償などの想定外の費用も発生しかねません。ぜひこれからでも、エアドライヤの定期点検を始めて下さい。

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